両大陸王者の歴然たる差は、立ち上がりの5分間にすべて凝縮されていた。
キックオフからエリック・アビダルのファウルでプレーが止まるまで1分11秒。その間、バルセロナは22本のパスをつなぎ、直後のリスタートから始まったサントスの攻撃をわずか3本のパスでシャットアウトした。
サントスが初めてハーフウェーラインを越えたのは4分30秒。その間、司令塔のガンソには3度ボールが渡ったが、1度目はセスク・ファブレガス、2度目と3度目はセルヒオ・ブスケッツの素早いチェックによって、いずれも満足にコントロールできないまま潰されている。ネイマールに至っては、5分間でたった1度しかボールに触れていない。
わずか5分間で58本ものパスをつながれる展開は、彼らにとってもおそらく初めての経験だったのだろう。サントスの選手たちはボールの行方に翻弄されて慌ただしく首を振り、何度も体を回転させてボールを追い続けた。